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AI壁紙イラストの作り方・呪文の学習– 初心者でも作れるAIイラスト –

壁紙・待受イラストギャラリーdahaで掲載しているイラストはすべて、AIイラスト生成ツールを使用しています。テキストからイラストを作成するAIイラストツールは、絵が描けない方でも使えるので「こんな画像を作ってみたい」「どうやってAIでイラストを作るの?」という方の参考になれば嬉しいです。

※2022年10月時点のAIイラスト作成ツールを例として掲載し、2023年6月時点の変更点を追記しています。詳細な利用規約や注意点はAIイラストツールごとに異なるので実際のツール規約を参照の上ご利用ください。

目次

無料・登録なしでAIイラストを体験する方法は?

AIイラスト作成ツールは多くの種類がリリースされていますが、まずはどんな感じで作成できるのかを体験するために無料で登録不要な体験版を使ってみるのがよいかと思います。

※初心者向けのため、ここではStableDiffusion等の直接セッティングが必要なAIについては省略します。ご自身でGoogle Colaboratoryが設定・操作できる・Pythonに慣れている・API系に強い方は直接StableDiffusion等のガイドラインをご参照ください(技術力のある方であれば、無料で使用することもできます)。

登録が必要で無料ではじめられるAIイラスト生成ツール

お絵描きばりぐっどくん、Mage、craiyonは比較的簡易なAIイラスト生成ツールですが、会員登録が必要なAIイラスト生成ツールはより高度な機能・高画質でイラスト生成を楽しむことができます。

招待が必要で無料ではじめられるAIイラスト生成ツール

AIお絵描きばりぐっどくんと同様に、LINEに友だち追加して使用できる「AIイラストくん」も2023年5月のリリース以来SNSで話題になっています。いわゆるAIコスプレイヤーのような2.5次元感のある人物モード・よりリアルな風景モード・2次元のイラストモードの3種類のスタイルが指定でき、日本語で操作できることが特徴でUIもメニューや待ち時間の表示、イラスト生成後の通知などがわかりやすいです。

AIイラストくんの利用方法・招待コードの入手方法

ただし、AIイラストくんの使用に招待コードが必要となります(2023年6月現在)。招待コードを入手する主な方法は以下が挙げられます。

  • AIイラストくんのユーザーから招待コードをもらう
    (ユーザー1人が発行できる招待コードの数は3人までに限られています)
  • AIイラストくん公式SNSの招待コード配布をチェックする
    (不定期で先着順の招待コードが公開されることがあります)

AIイラストくんはサーバー負荷対応・システムの安定稼働等の面もあり、基本的にはかつてのmixi・Clubhouseのような招待制ツールとなっています。既に使用しているユーザーが身近にいる場合、招待コードをもらえないか聞いてみてください。

※株式会社picon様よりご招待いただき、僅かですが招待コードがありますのでご希望の方はwaveboxまでご連絡ください(waveboxには直接の返信機能がありませんので、必ずメールアドレスまたはInstagramのアカウントなどのご連絡先を明記していただきますようお願いいたします)。

AIイラストくんとAIお絵描きばりぐっどくんの違い・機能比較

AIイラストくんはお絵描きばりぐっどくん・イラストお絵描きばりぐっどくんと比べて、正方形以外のサイズ変更ができる・画風を指定できる・より写実的な人物表現に強い等の機能が優れています。ただし、招待制で気軽に始めたい人にとってはハードルが高いことや有料プランが比較的高額になっている点はデメリットと言えます。

スクロールできます
お絵描きばりぐっどくん
イラストお絵描きばりぐっどくん
招待不要・LINEで日本語操作可
AIイラストくん
招待制・LINEで日本語操作可
難易度簡単簡単
日本語対応対応対応
テイストアート寄り人物・イラスト・風景
3モードから選択可
料金1日10枚まで無料1日3枚まで無料
作成枚数1枚ずつ1枚ずつ
サイズ変更正方形のみ初回は正方形
サイズ変更機能あり
1:1/3:2/2:3/9:16/16:9/15:5
呪文の参照参照しやすい参照しにくい
有料版年額 5,000円ライトプラン
月1,980円で1日30枚まで
プロプラン
月6,980円で枚数無制限
公式サイト公式サイト
初心者向けAIイラスト作成ツールの比較

AIイラスト作成ツールの種類と違い midjourney/bingImageCreator等

はじめに例に挙げたお絵描きばりぐっどくんやMage、Craiyonなどをさわってみて「もっとAIイラストを作ってみたい!」と思った方には登録が必要なmidjourneyやDreamStudio・NovelAIもおすすめです。

また、新しいbingの機能として登場したBingImageCreatorでもMicrosoftアカウントがあればDALL・EをベースにしたAI画像生成が利用できます。BingImageCreatorでは、DALL・E2やmidjourneyのように生成したAIイラストをもとに派生形を生成することができませんが4枚ずつAIイラストが生成できるので比較的効率が良いです。

スクロールできます
お絵描きばりぐっどくん
LINEで日本語操作可
midjourney
スマホで操作可
bingimagecreator
スマホで操作可
DreamStudio
PC向き
難易度かんたんそこそこそこそこまあまあ
日本語対応対応英語ベース対応英語ベース
テイストアート寄りアート~現実寄り
調整可
アート寄り
調整可
現実寄り
調整可
料金無料可無料体験枠あり無料可無料体験枠あり
作成枚数1枚ずつ4枚/1枚4枚ずつ1枚~9枚
サイズ変更正方形のみ初回は正方形
無料版調整可
正方形のみ初回は正方形
無料版調整可
呪文の参照参照しやすい参照しやすいやや参照しやすい参照しにくい
無料版1日10回まで約25枚分
(設定による)
初回クレジットあり
週単位でリセット
約200枚分
(設定による)
有料版・月額 500円(税抜)
・年額 5,000円(税抜)
・月額 $10
・月額 $30
不明$10~
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
初心者向けAIイラスト作成ツールの比較

2022年10月時点でmidjourneyもDreamStudioも無料版(初回クレジット)が用意されているので、まずは無料版の範囲で色々なAIイラストを作ってみると楽しめると思います。

※生成したイラストの用途や注意事項についてはツールごとに異なるため、詳細な利用規約や注意点は各ツールの規約を参照してください。

上手なAIイラストから学びたい!呪文(プロンプト)の習得方法は?

テキストからAIイラストを作成するときの単語・文章をプロンプトと呼びます。いわゆるAIイラストを生み出すための呪文で、この呪文に何を書くか・どんな指定をするかが出来上がりに影響します。

(※この記事では文章から画像を生成するtext to image=t2iについて取り上げているため、画像から画像を生み出すimage to image=i2iについては言及していません。)

AIイラスト作成の呪文を自力で習得する方法

  1. 思いつく単語を並べてみる
  2. Google翻訳で英語にしてみる(日本語よりも精度が上がりやすい)
  3. AIイラストを作成して手応えのあった呪文を応用する

完全に自力・独学でAIイラストの呪文を学ぶ場合はこのような流れになりますが、最初は他の人の呪文を学ぶのが効果的かなと思います。

AIイラスト作成用の呪文を学ぶ方法

AIイラスト生成のための呪文を学ぶ方法は、ざっくり以下の3通りです。

  1. AIイラストツール内で呪文を勉強する
  2. AIイラストの書籍で呪文を勉強する
  3. 呪文用のツールでAIイラストを作成する

お絵描きばりぐっどくんでAIイラスト作成の呪文を学ぶには

お絵描きばりぐっどくんの場合、メニュー画面のみんなのお絵描き→みんなのタイムライン→気になるイラストを選択すると公開されている呪文のコピーが可能です。

LINEで日本語で使えるのがお絵描きばりぐっどくんの強みですが、「みんなのお絵描き」から上手な作品・イラストを探してみると英語の呪文で描かれていることも多いかと思います。日本語と英語を混ぜて呪文にすることもできるので、少しずつ試して上手くいった(好きなテイストのイラストができた)呪文を応用してみましょう。

midjourney(ミッドジャーニー)でAIイラスト作成の呪文を学ぶには

midjourneyの場合、無料体験はDiscordのNEWCOMER ROOMSに同じ時期に始めた人が入るのでリアルタイムで周囲の人が生成しているイラストと呪文(プロンプト)が参照できます。また、midjourneyマイページからもFeedで特に人気の高いイラストと呪文が参照できます。

作品が気に入ったユーザーをフォローしておくと、midjourneyのマイページ上から最新のAIイラストをチェックすることができるのでサブスクリプションで有料登録している方におすすめです。

AIイラスト作成の呪文を書籍で学ぶには

この投稿を最初に公開した2022年9月当初は、Kindle・Kindle UnlimitedでAIイラストの呪文を公開している電子書籍がいくつかリリースされていましたが2023年6月現在ではChatGPTをはじめとするAIへの注目もあいまって多くの紙媒体の書籍が発行されています。

ここでは実際に私が購入した画像生成AI関連書籍のなかから、おすすめできるものを掲載します。

Artificial Images Midjourney/StableDiffusionによるAIアートコレクション(852話)

AIイラストや動画・ゲームなど多くのクリエイティブを手掛けられる852話さんの書籍『Artificial Images Midjourney/Stable DiffusionによるAIアートコレクション』は、やはり参考になるかと思います(2022年9月に発行されたペーパーバック対応の電子書籍ですので、midjourney v5.1のような直近バージョン以前のイラスト例が掲載されています)。

掲載されているAIイラストのように綺麗に作れなくても、こんな作品が作れるんだ・こんな呪文を使っているんだということを知るだけでも経験値がアップします。(852話さんはご自身の活動に関する過度な誹謗中傷に対して法的措置・発信者情報開示請求を開始されたとのことなので、陰ながら応援しております。)

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI(深津貴之)

株式会社THE GUILD代表で多くのAIイラストを手掛ける深津貴之さんと弁護士の水野祐さん・ITライターの酒井麻里子さんによる書籍、『先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI』は内容がわりやすくて具体的で、呪文ガイドというより活用方法やAI利用で知っておきたい知識を広くおさえることができる良著です。


全般的な使い方や活用方法、AI利用で知っておきたい周辺知識などがわかりやすく紹介されていて最も実用的です。

Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック(今村勇輔)

深津さんの画像生成AI本は概念や法律などに詳しい内容なのに対して、今村勇輔さんの書籍『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』は実践的な呪文・プロンプト解説が中心のまさしくガイドブックです。

呪文を変えるとどのようにAI画像の生成結果が変わるのかわかりやすく作例が載っているので、はじめての方や呪文に煮詰まっている方のヒントになります(ただし、後半の呪文はややテンプレートになりがちになっています)。付録として巻末に掲載されているプロンプト単語帳が便利で、自分ではまだ試してなかった画風が見つかるのでおすすめです。


呪文メインの大きめの書籍・プロンプト単語帳が参考になります

具体的なAIイラスト作成の呪文サンプルやNG例については、以下に掲載していますので参考にしてみてください。

AIツールCatchyでAIイラスト作成の呪文を学ぶ

また、呪文:プロンプトを生成してくれるAIツール Catchy(キャッチー)もおすすめです(指定していない細かな設定を補足してくれます)。例えば、描きたいものやなんとなくのテーマは思いつくけれど、その背景に何があるかやどんなテイストなのかの細かい描写までが想像できないときにおおよそのテーマを指定するとCatchyのAIが呪文を考えてくれます。

Google翻訳などで英語の呪文を変換する場合、自分が指定したキーワード以外は含まれませんがCatchyを使うとイラストのメインテーマに背景にあるものやテイスト・雰囲気・構図などを足してくれるので呪文としての解像度もぐっと上がります。

※CatchyはAIイラストの呪文専用ツールではなく、ブレスト・広告キャッチコピー・アイデア出しなどに使えるAIライティングツールですが機能の中にAIイラスト用の呪文作成ツールがあります。

呪文をコピーしても完全に同じAIイラストができるわけではない

テキストからイラストを作成するAIイラストでは、公開されている呪文をそのまま使っても完全に同じものが生まれるわけではなく似た画像ができることもあれば全く似ても似つかない画像ができることもあります。

反対に、呪文をコピーしても同じようなAIイラストにならないこともあれば、かなり違う呪文なのにリテイクしていく(描き直す)うちに似たようなイラストが生まれることもあります。

そこもテキストから画像を生成するt2iの面白さの一つですし、完全に独学で呪文を習得するよりも勉強になるのでまずは色々な呪文にふれてみましょう。

知っておきたいAIイラストのマナー・ルール

細かな著作権規約についてはAIイラストツールによって異なるため割愛しますが、以下のような行為はAIイラスト作成のルール違反・マナー違反と言えます。

  • AIイラストツールで作成した作品を自作イラストと偽る
  • 特定の画像を意図的にコピーさせる、特定の画像を模倣させて商用利用する
  • AIイラストのクリエイターにプロンプトの公開を強要・強制する
  • AIイラストツールの利用規約を破る
  • AIイラストの題材、モチーフ、テーマに悪印象を与える
  • 故意にAIイラストツールに負荷をかける、貶める

AIイラストツールで作成したのに自分で描いたイラストだと偽ったり、画像から画像を作成できるAIイラストツールでわざと酷似したイラストを作成したり、印象を操作するような行為は避けましょう。

AIイラストのスマホ壁紙・待受を公開中

このサイトでは、AIイラスト作成ツールで生成した壁紙イラスト・待受を掲載しています。個人の壁紙・待受に無料でダウンロードできるので、好みのイラスト壁紙がありましたらご利用ください(再配布・商用利用は禁止しています)。

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